【未経験】SES企業から初現場で1ヶ月過ごして②

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Photo by Minh Pham

・未経験者から初現場の様子を聞きたい
・Vueの現場はどんな感じなのか知りたい
面談時どんな質問がされるのか知りたい
・実際の現場がどんなことをやってるのか知りたい


という方々は是非ご一読ください。

本記事のテーマ

【未経験】エンジニア初現場と感想

目次


  1. 現場に入るまでの流れと初日〜環境構築
  2. 担当営業が案件紹介
  3. 先方と面談
  4. 合否通知
  5. アサイン


筆者について


  • 未経験(花屋見習い)独学でフロントエンドエンジニアへ転職
  • VueとTypeScriptのモダンフロントエンド環境でWebアプリ開発


前置きメッセージ


僕はSES企業に転職しています。


SES企業というのはいわゆる技術派遣のことで、
エンジニアがお客様先に出向いて仕事をするという形態です。


エンジニア業界ではSESの印象はあまり良くないですよね。
自社開発企業に転職するのが正義・正解みたいな風潮があります。


そんな中エンジニア転職としてはあまり成功とされていないSES企業に勤めてみて、
実際SES企業はどうなのかということを実体験をもとに書いていきます。


現場に入るまでの流れと初日〜環境構築


流れとしては以下になります。

1: 担当営業が案件紹介
2: 先方と面談
3: 合否通知
4: アサイン


担当営業が案件紹介


案件は担当営業の方から事前に軽く知らされます。
文章と会話ベースです。
基本的には初めは案件を選ばずとりあえずスキルシートを出してもらいます。
スキルシートとは文書ベースでスキル感を把握してもらうためのものです。
今まで関わった案件の概要や使ったことがある技術について書かれます。
スキルシートが通れば、面談フェーズへと移ることができます。


先方と面談


面談の流れは以下となります。

1:担当営業から挨拶、本人挨拶
2:先方から案件概要説明
3:自己紹介
4:先方から質問
5:こちらから質問



今のところすべてオンラインです。数としては5件経験しております。
担当営業からの挨拶があり、当人たちが挨拶をかわします。
それが終わると担当営業から先方に案件の概要説明を促します。
案件の説明が終わるとこちらの自己紹介になります。
自己紹介で気になった点を先方から質問いただきます。
それが終わり次第こちらから気になってる点を質問します。

自己紹介


自己紹介はスキルシートベースで、自分が関わった案件の概要と技術のことについて話します。
あとは今後自分がどうなりたいかなどの志についても触れます。
就活の面接みたいに一挙手一投足を見られるわけではないのでそこは気が楽です。
必要なのは技術力とこれまでの実績、どういうスタンスで案件や問題に臨んできたか、どれぐらいできるかということです。
技術力はスキルシート見ながら話せばいいので簡単です。事実を伝えるだけです。
実績も同じくこれまでの案件について、事実ベースで話します。
案件や問題についての臨み方は先方から質問があることが多いので、自己紹介では必要ありません。
どれぐらいできるかについてはボロを出さずにいかに盛れるかが大事です。
盛るのは悪いことではありません。案件に入るまでに盛った分勉強して補完すれば嘘になりません
相手からの質問にとりあえず答えれる範疇で盛るのがコツです。

先方から質問


Vue案件
・毎日夕会や朝会があって、人と話す機会があり、多少雑談も入るが問題ないか
・詳細設計書見ながら開発経験はあるか
・CompositionAPIとTypeScript使っての開発経験はあるか
・ES6記法で書いているか
・Webpackの設定書けるか
・テストの設計はどのぐらいできますか?苦手な人が多い印象です。
・これまでどんなプログラミング言語を書いたことがありますか
・Vuexについて30秒で解説してください
・バックエンドの開発経験はありますか?
・DBの設計をしたり操作をした経験はありますか?
・フルリモート環境ですがどう思いますか?また、出社等の希望はありますか?


React案件
・技術的な質問をさせてください。このボタンのデザインを動的に切り替えたい時どういう実装を行いますか?
・Propsとstateの概念について説明してもらっていいですか。

こちらから質問


先方の概要説明から気になることを質問します。
主に使ってる技術や業務体系についてです。
これは自分が気になったことを質問すればいいだけなんで、特筆することはありません。


合否通知




合否通知は営業さん宛てに知らされます。
と言っても就活じゃないので受かったもの受からなかったもの全部余すことなく知らされるわけではありません。
知らされる必要があるものだけ知らされます。
仲良い営業の方がいれば直接聞けるかもしれません。
営業の結果は営業部で共有されるので。

アサイン


初日はキレイ目の格好またはスーツで先方先へ来社します。
ちなみに7、8人いた中で僕だけスーツじゃなかったですが何の問題もありませんでした。
僕の精神衛生面には問題がありました。
でもエンジニアってスーツ着ない職業なのでわざわざ堅苦しくする必要なんてありません。
ありのままでいきましょう(スーツ持ってなかっただけ)。



初日は案件の細かい説明やPCの支給・セットアップを行います。
その次は環境構築です。
僕の現場はフロントもバックも環境構築を行います。
AWSのCodecommitというものにリポジトリがまとめられてて、環境構築のReadMeもありました。
しかし、ReadMe通りに進めてもうまくいきません。なるほど。
お世話がかりの方がいたんですがその人がつきっきりでケアしてくれました。
おかげで何とか4日かけて環境構築を終えることができました。
これは説明が悪いとお世話がかりの方が何度も言ってました。
エクリプスとか触ったことなかったのでいい勉強になりました。

あとはお世話がかりの人と色々会話できたのでそこは本当に良かったです。
フルリモート環境は雑談が気軽にできないので距離が縮めにくいです。
理想は3日リモート、2日出社です。


まとめ


エンジニア初現場から環境構築はこんな感じです。
次は現場のコードについて書くのでそちらもご確認ください。

輝良 / Kira

HTML, CSS, JavaScript, Vueを勉強して、未経験から独学でフロントエンドエンジニアへ転職。 実務ではTypeScriptとVueを使用。モダンフロントエンド技術が好き。 当サイトはNuxt3+TS+TailwindCSS+microCMSで構築。